韓国語が話せるようになりたいのだけど何から勉強すればよい?
効率の良い勉強の仕方を教えて欲しい!
韓国ドラマや韓国アイドルが好きな人の中には、字幕なしで韓国語を理解したい!韓国人とコミュニケーションが取れるようになりたい!という人が多いのではないでしょうか?
今回は、韓国語の勉強を始めたばかりの人に向けて、おすすめの勉強法や効率の良い学習の進め方について私の経験則を元に紹介します!
韓国語初学者はTOPIK1を受けるのがオススメ!
今から韓国語の勉強をはじめるなら、TOPIK合格を目標に、それに向かってスケジュールを立てるのがおすすめです!
自分で目標設定ができる人は別ですが、私のように自分に甘い人は、明確な目標がなくスタートしてしまうと、韓国語の勉強をはじめて3年経つけれど、まだしゃべれない…。なんてことになりがち(笑)
TOPIKに申し込んでから勉強をスタートするぐらい自ら追い込んだほうが、早く習得できますよ!
ちなみにTOPIK1の1〜2級の合格基準は下記の通りです。(TOPIKは6級まであり、級が上がるほど難易度が上がります)
<TOPIK1(1級・2級)>
聞取り | 読解 | 単語 | 合格点 | |
1級 | 日常生活と関連する個人的な対話や談話を聞き、内容を把握し、推論できる | 日常生活や日常的な公共の場で普段使用する語句、文章、短い文などを読み情報を把握し、意味を理解できる | 約800語 | 80/200 |
2級 | 日常生活における対話はもちろん、社会的テーマを扱う対話や談話を聞き、その内容を把握し、推論できるかを評価し、簡単な実用文を理解できるかを評価する。 | 日常生活と関連する生活文や説明文を読み、その内容を把握でき、実生活で頻繁に接する簡単な広告文や案内文などの実用文を読んで情報を把握できる | 約1,500~2,000語 | 140/200 |
TOPIK1の試験では、日常会話でよく使う単語や表現が網羅されているので、試験範囲をしっかり勉強すると、韓国に旅行に行っても困らない程度の語力がつきますよ!
効率的な勉強の順番はコレ!TOPIK2級合格に必要な勉強時間は約3ヶ月
前述した通り、韓国ドラマやKPOPアイドルが話す簡単な韓国語を理解したい、旅行に行った時に困らないぐらいの韓国語を身につけたい、というのであればTOPIK1の2級合格が目安です。
合格に必要な勉強時間には個人差がありますが、肌感でいうと200時間程度勉強すればほとんどの方が合格できると思います。(毎日2時間勉強して約3ヶ月)
ここからはもっとも効率的な勉強の順番を紹介します!ぜひ参考にしてくださいね。
<TOPIK1(2級)合格へのロードマップ>
STEP1|ハングルの読み・書き・発音を覚える(〜2週間)
STEP2|基本単語を覚える(1週間〜)
STEP3|基本文法を覚える(〜3週間)
STEP4|過去問(1ヶ月〜)
それぞれの工程で使えるおすすめの動画や本、学習のポイントを紹介します!
STEP1|ハングルの読み・書き・発音を覚える
韓国語を学ぶ上で最初に学ぶべきは、日本語のあいうえおにあたる한글(ハングル)です。
ハングルは、母音と子音、パッチムによって構成されています。仕組みと構造をしっかり理解し、韓国語の基礎を固めましょう。
ハングルの習得にかかる学習時間は、個人差があるので一概にはいえませんが1週間〜2週間が平均のようです。
「読み」は、集中すれば1日でも覚えられますが、発音が難しい…。ここでしっかりやっておくと後のリスニングが楽になるので妥協せず頑張りましょう!
<おすすめの本>
私はこちらの本を購入しましたが、最近は分かりやすいYouTube動画があるので、動画のみでも問題ないかと思います!
<おすすめの動画>
日本語・韓国語・英語が話せる、現役のプロ講師が運営しているYouTubeチャンネルです。
教え方が本当に分かりやすい&動画のアニメーションが可愛いので、ぜひ視聴してみてくださいね。この動画1本でも十分ですが、他にもシリーズがあるので併せて見ると、より理解が深まりますよ!
STEP2|基本単語を覚える
次に試験範囲の基本単語を学習していきます。
文法の学習と並行しても問題ないのですが、初学者はハングルに慣れていないので、よく使う動詞だけでも先に覚えた方が次のステップが楽になります。
STEP3や4の文法や過去問でも単語は出てくるので、ここでは1週間で基本単語(行く・来る・する・食べる・遊ぶ〜)など100個を目標に覚えるようにしましょう!
ちなみに、韓国語と日本語の文法は同じなので、単語をたくさん覚えれば、簡単な文法のみでもある程度の会話は成立します。単語をたくさん覚えて語彙を増やすのが韓国語上達の近道です!
<おすすめの本>
TOPIK1対策の単語本といえば、試験範囲が網羅されているこちらの本が定番です。
買ってみたものの、勉強を始めた頃はハングルが暗号にしか見えず(笑)この本だけでは単語が全く覚えられませんでした…。
そんな私の救世主となったのがこちらの本です。
イラストと語呂(親父ギャグレベル)がなんとも秀逸!
単語がなかなか覚えられない…。という人には本当におすすめです!
シリーズが2冊あり、合わせると1,000以上の初級単語が覚えられます。
ちなみに、TOPIK1必須単語を無料配布してくれているサイトもあります。
単語の暗記が得意な人は、本を購入せずこちらの単語表を印刷して使う勉強法でも良いと思います!(全21ページなので200円程度で印刷できます)
もっと単語力を上げたいなら『漢字語』を学ぶのが効果的です。
漢字語は、日本語の音読みとほぼ同じ発音のため、漢字語の基本ルールを覚えると単語力が一気に身につきますよ!
STEP3|基本文法を覚える
単語をある程度覚えたら次は、文法の学習に進みましょう。
文法は、基本的に日本語と同じですが、やっかいなのがパッチム!最初はなんでこうなるの?という変則が多く、戸惑うかもしれませんが、丁寧に基礎を固めていきましょう。
<おすすめの本>
韓国語初学者におすすめなのがこちらの本。(文法は一冊本やった方が良いです)
基本文法や単語が網羅されていますが、コンパクトにまとめられているので初学者でもつまずかず、完走することができます。約200ページ、全40単元なので、1日2単元(文法2つ)覚えれば、20日程度で1冊やり切ることができます。
<おすすめの動画>
日本語、韓国語、英語のトリリンガールのトミさんが運営しているYouTubeチャンネルです。
TOPIK1の範囲を全44回に分けてレクチャーしてくれています。分かりやすいのはもちろん、1回あたり約20分ほどなので、無理なく続けられるのが特徴。
最後に宿題まで出してくれるので、学校に行っているような感覚で楽しく学べますよ!
STEP4|過去問を繰り返す
①〜③まで一通り学習したら、過去問に移りましょう!
単語や文法が完璧でなくても大丈夫。まずは過去問に慣れることが最優先です。
<過去問がなぜ大切?>
【今の理解度を確認することができる】
過去問を解くことで、自分がつまずいているところを洗い出すことができます。
単語、文法、リスニング、自分は何が苦手なのか、まずは現在地を知ることが大切です!
【時間配分に慣れることができる】
過去問を解いてみると、まず時間が足りなすぎることに気がつきます。
普通に解いていては、絶対に間に合いません(笑)
TOPIKに合格するには、過去問を解いて試験に慣れること、事前に時間配分を決めることがとても大切です。
過去問はこちらのサイトで無料公開されています。
実際に時間を測ってやってみましょう!公開されている年度のものは全てやるのがおすすめです!
間違ったところはそのままにせず、正解するまで何度もやるのがポイントです。
<おすすめの本はこちら>
無料公開されている過去問のみでも対策としては十分ですが、過去問が難しく感じる人は1冊こちらの本をやってみるのがおすすめです。
TOPIKの試験はすべてハングルですが、こちらの本は日本語での解説の後に、実践問題に入るので理解が深まりますよ!
効率的な勉強法で韓国語を賢くマスターしよう!
「日常会話を覚えたいだけだから、TOPIKは受けるつもりはない」という人もいるでしょう。
TOPIK1の試験は、リスニング、読解、文法、語彙の理解などから構成されています。
初学者に必要な知識が網羅的に学べるので、独学でやみくもに勉強するよりも効率的に韓国語が身に付くのでおすすめです!
合格すると自信がつき、韓国語学習へのモチベーションも上がるので、ぜひ試験を受けてみてくださいね。
TOPIKの試験は、年に3回開催されます。
スケジュールは韓国教育財団のHPをチェックしてください。
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