韓国はキャッシュレス決済が普及しているため、クレジットカードの利用が一般的です。
しかし、クレジットカードは種類によって、海外事務手数料や補償内容が異なるため、選び方を間違えると損をしてしまう可能性があります。
そこで、今回は韓国旅行におすすめのクレジットカードを紹介します。手数料や補償内容から選び方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
韓国でクレジットカードを使うメリット
ここでは韓国でクレジットカードを使うメリットについて紹介します。
韓国は現金が使えないところもある
韓国は、世界トップクラスのキャッシュレス大国です。キャッシュレス決済比率は90%を超えており、現金を扱わない店舗も少なくありません。
【Cashless Store】=【キャッシュレスのみ取り扱い】となっているお店は、基本的に現金が利用できません。
韓国旅行を快適に満喫するためには、クレジットカードを持って行くことをおすすめします。
また、海外のホテルでは、チェックイン時にデポジット(保証金)を請求されることがあります。デポジットは、チェックアウト時に精算されますが、現金でデポジットを支払うと、せっかく両替した現金がチェックアウトまで使えなくなってしまうので注意しましょう。
手数料が両替手数料よりも安い
日本円を韓国ウォンに両替する際には、両替レートに手数料が上乗せされます。
両替手数料は、両替業者によって異なりますが、2〜5%程度が一般的です。
一方、クレジットカードの海外事務手数料は、クレジットカードの種類や利用額によって異なりますが1.6〜2%が平均です。
<10万円を両替/クレジット利用した場合で比較>
・両替手数料(2〜5%)・・・2,000〜5,000円程度
・クレジットカードの海外事務手数料(1.6〜2.%)・・・1,600〜2,000円程度
また、クレジットカードの場合、実際に利用した金額にしか手数料がかからないため、無駄なコストを節約できるメリットもあります。
海外旅行保険が利用できる
海外旅行保険とは、海外旅行中に事故や病気、盗難、遅延などが起こった場合に損害を補償する保険です。
海外旅行保険には大きく分けて、「クレジットカード付帯の海外旅行保険」と「保険会社の海外旅行保険」の2種類があります。
海外旅行保険付きのクレジットカードは、保険料がクレジットカードのサービスに内包されているため、保険料を別途支払う必要がありません。
海外旅行中は、思わぬ事故や病気、盗難などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。そのような場合に備えて、海外旅行保険付きのクレジットカードを持っておくと安心です。
現地通貨を引き出せる(キャッシングができる)
海外キャッシングサービスは、「海外のATMからクレジットカードを利用して現地通貨を引き出すサービス」です。
海外から日本の銀行を通して現金を引き出すことはできないので、万が一旅行中に現金が足りなくなった場合は、海外キャッシングを利用する他に手がありません。
キャッシングときくと、利息や手数料が心配ですが、利用の仕方によっては両替手数料よりも安いケースがほとんどです。
<10万円を両替/キャッシングした場合で比較>
・両替手数料(2〜5%)・・・2,000〜5,000円程度
・海外キャッシング(利息18%+海外ATM手数料220円)・・・1,690円程度
金利を18%とすると1日の利息は「100,000(取引金額) × 0.18(金利)÷365(年)」で求められます。実際に計算をすると1日の利息は約49円です。
クレジットカードは翌月請求のため、仮に1カ月後に請求されるとすれば利息は合計「49円×30日=1,470円」。
クレジット会社に連絡をし、繰り上げ返済をすればよりお得に利用できます。
韓国旅行に適したクレジットカードの選び方
ここでは失敗しないクレジットカードの選び方を紹介します!
海外事務手数料と還元率
クレジットカードを海外で利用した場合、支払い総額は『利用金額✖︎為替レート✖︎海外手数料(事務手数料)』の式で計算されます。
「為替レート」は利用するクレジットカードの国際ブランドにより異なり、「海外手数料(事務手数料)」はカード会社により異なります。
為替レートはブランドによって大きな差異はありません。気になる人は下記サイトからその日のレートが確認できるのでチェックしてみてくださいね。
国際ブランド | 為替レート | 海外事務手数料 |
---|---|---|
VISA | VISAインターナショナルのレート | 1.63% |
MasterCard | MasterCardインターナショナルのレート | |
JCB | JCBが代表する基準レート | 1.60% |
AMERICAN EXPRESS | 非公開 | 2.00% |
Diners Club | 非公開 | 1.30% |
一見すると、Diners Clubの海外手数料が最も安く魅力的ですが、ここで考慮しておきたいのが、ポイントやマイルの還元率です。
海外手数料は一見割高でも、還元率を考慮すると他のクレジットカードよりもお得になる場合もあります。
クレジットカードを選ぶ時は、海外事務手数料と還元率の両方を確認するのが大切です。
海外旅行保険の補償内容
クレジットカード付帯の海外旅行保険の保証内容には、下記のような担保項目があります。
- 傷害死亡・後遺障害
- 傷害治療費用
- 疾病治療費用
- 賠償責任
- 携行品損害
- 救援者費用
保証内容は、クレジットカード会社や、カードのステイタス(ゴールド・一般など)によって、内容や適用条件が異なります。
注意したいのは、保険が適用される条件(利用付帯と自動付帯)がクレジットカードによって異なる点です。
自動付帯 | カードを発行し所持しているだけで、自動的に海外旅行保険が付帯される。 |
利用付帯 | 出国までの公共交通機関の代金や旅行代金をクレジットカード払いで支払わないと保険が適用されない。 |
利用付帯でかつ『募集型企画旅行』を条件としているカードの場合、個人で手配した旅行代金をクレジットカードで支払っていても保険の適用外となるケースもあります。
カードによって適用条件が異なるので、必ず確認しましょう!
ちなみに、人気の楽天カードは『募集型企画旅行』の条件がついているので注意が必要です!(プレミアム楽天カード以外)
海外キャッシング
韓国は、世界トップクラスのキャッシュレス大国であり、キャッシュレス決済比率は90%を超えていますが、現金しか使えないお店も一部あります。
たとえば、東大門のような卸市場や、一部の屋台では現金しか使えません。
万が一、現金が足りなくなった時やイレギュラーな事が起こった時のために、海外キャッシング機能がついたクレジットカードを選んでおくと安心です。
年会費とのバランス
クレジットカードを選ぶ際は、年会費とのバランスも重要なポイントです。
韓国は日本から近く、比較的治安も良いため、旅行に年に1回程度しか行かない場合は、年会費無料のクレジットカードでも十分です。
一方、海外旅行に頻繁に行く場合は、年会費がかかっても、旅行傷害保険の他にも、空港ラウンジの無料利用や手荷物宅配サービスなどの付帯サービスが利用できるクレジットカードの方がメリットが大きいでしょう。
年会費有料のクレジットカードは、ポイントやマイルが貯まりやすい傾向があるので、よく海外旅行に行く人なら、年会費分はすぐに元を取ることができます。
クレジットカードは、ご自身の旅行スタイルや予算に合わせて選ぶようにしましょう。
<条件別>韓国旅行におすすめのクレジットカード3選
ここでは条件別に、おすすめのクレジットカードを3つ紹介します。
ご自身の使用目的に合わせてチェックしてみてください。
エポスカード | ライフカード(学生専用) | Marriott Bonvoyプレミアム | |
---|---|---|---|
国際ブランド | VISA | VISA master JCB | アメリカン・エクスプレス |
海外事務手数料 | 1.63% | 2.20% (国際ブランド一律) | 2% |
還元率 | 0.5% | 0.5%~1.5% (入会初年度は1.5%) | 3% |
海外旅行保険 | 利用付帯 (疾病治療270万円) | 自動付帯 (疾病治療200万円) | 利用付帯 (疾病治療300万円) |
海外キャッシング | |||
日本語サポート | 24時間対応 | 営業時間 9:00~17:00 休日 土・日・祝 | 24時間対応 |
発行日数 | 最短即日 | 最短2営業日 | 非公開 |
年会費 | 無料 | 無料 | 49,500円 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※クレジットカードは条件変更が頻繁にあるため、詳細は公式サイトで確認してください
とりあえずの1枚なら|エポスカード
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国際ブランド | VISA | 海外キャッシング | |
海外事務手数料 | 1.63% | 日本語サポート | 24時間対応 |
還元率 | 0.5% | 発行日数 | 最短即日 |
海外旅行保険 | 利用付帯 (疾病治療270万円) | 年会費 | 無料 |
海外旅行に頻繁に行くわけではないけれど、海外旅行に便利なクレジットカードを探している方には、エポスカードがおすすめです。
おすすめポイント1
年会費無料のクレジットカードの中では、高額の補償内容がついている。(疾病治療270万円)
おすすめポイント2
海外事務手数料が1.63%と安い。
おすすめポイント3
専業主婦やバイト、学生でも申し込み条件さえ満たせば誰でも申し込みができる。
即日発行なので、旅行まで時間がない時も安心。
おすすめポイント4
韓国ロッテ免税店で最大15%割引になる特典がついてくる
<注意点>
エポスカードは、2023年10月1日より補償内容が自動付帯から利用付帯に変更になりました。
ただし、『募集型企画旅行』などの条件はついていないので、航空券や空港への交通機関料金をクレジットカードで支払えば補償が対象になります。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 3,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(会員資格期間につき) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・会員資格期間につき) |
学生なら|ライフカード(学生専用)
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国際ブランド | VISA master JCB | 海外キャッシング | |
海外事務手数料 | 2.20% (国際ブランド一律) | 日本語サポート | 営業時間 9:00~17:00 休日 土・日・祝 |
還元率 | 0.5%~1.5% (入会初年度は1.5%) | 発行日数 | 最短2営業日 |
海外旅行保険 | 自動付帯 (疾病治療200万円) | 年会費 | 無料 |
現在学生で海外旅行用にクレジットカードを探している方には、ライフカード(学生専用)がおすすめです。
おすすめポイント1
年会費が無料で、自動付帯がついているクレジットカードの中では高額の補償内容がついている。(疾病治療200万円)
おすすめポイント2
年会費は無料でかつ、入会初年度は1.5%と還元率が高い。
さらに、海外ショッピングでは、3%がキャッシュバックされる破格の好条件!
旅行や留学を考えている学生さんなら、ライフカード(学生専用)がベストです。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
救援者費用等 | 200万円 |
個人賠償責任危険 | 2,000万円(免責金額なし) |
携行品損害 | 20万円(免責金額1事故3,000円) |
旅行好きなら|Marriott Bonvoyプレミアム
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国際ブランド | アメリカン・エクスプレス | 海外キャッシング | |
海外事務手数料 | 2% | 日本語サポート | 24時間対応 |
還元率 | 3% | 発行日数 | 非公開 |
海外旅行保険 | 利用付帯 (疾病治療300万円) | 年会費 | 49,500円 |
頻繁に海外旅行に行く人には、Marriott Bonvoyプレミアムがおすすめです!
おすすめポイント1
Marriott Bonvoyのポイントは、世界138の国と地域にある30ブランド、8,300軒を超えるMarriott Bonvoy参加ホテルで、無料宿泊に交換できます。
年間150万円以上の決算で、毎年「無料宿泊特典」が獲得できます。
年会費は49,500円と割高ですが、カード年会費以上の高級ホテルに無料で宿泊することができます。
おすすめポイント2
アメックスは、海外事務手数料が2%と一見割高ですが、還元率が3%なので、実質海外でも手数料負担なく利用することができます。
クレジットカードの還元率は、通常1%でも高い部類なので3%は破格です!
おすすめポイント3
マイル還元率が1.25%と航空会社(JAL、ANA)のカードと同等の還元率。
溜まったマイルは、JAL、ANAだけでなく、世界40以上のエアラインで使える。
おすすめポイント4
なんらかの理由により、予約していた旅行やチケット購入済みのコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用の損害を年間最高10万円まで補償するサービスや、国内・海外を問わずカード決算した商品は、破損・盗難などの損害を補償してくれるサービスがついている。
おすすめポイント5
国内外29空港の空港ラウンジが利用可能なだけでなく、出発時や帰国時に自宅〜空港間のスーツケース、ゴルフバックを無料で配送してくれるサービスがある。
<注意点>
Marriott Bonvoyプレミアムは、2022年8月1日より補償内容が自動付帯から利用付帯に変更になりました。
ただし、『募集型企画旅行』などの条件はついていないので、航空券や空港への交通機関料金をクレジットカードで支払えば補償が対象になります。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡/傷害後遺障害保険金 | 1億円(1,000万円) |
傷害治療費用保険金 | 300万円(200万円) |
疾病治療費用保険金 | 300万円(200万円) |
賠償責任保険金 | 4,000万円(4,000万円) |
救援者費用保険金(保険期間最高) | 400万円(300万円) |
携行品損害保険金 | 50万円(50万円) |
乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用 | 1回につき最高2万円(ー) |
受託手荷物遅延費用 | 1回につき最高2万円(ー) |
受託手荷物紛失費用 | 1回につき最高4万円(ー) |
※ ()内の金額は会員様のご家族に対する補償額です。
韓国旅行でクレジットカードを使う際によくある質問
韓国ではvisaカードやマスターカードが使えないって本当?
韓国はキャッシュレス決済の普及率が高いため、ほとんどのホテル・飲食店・コンビニ・百貨店でVISA、JCB、MASTER、AMEXといった国際ブランドのクレジットカードが利用できます。
ただし、小規模な店舗や屋台、露店、市場ではクレジットカードが使えない場合が多いです。
また、稀に使えるはずのカードが使えない場合もあるので、念のため異なるブランドのクレジットカードを2枚持っておくと安心です。
韓国でクレジットカードを使うのは危ない?
ここ最近の韓国(ソウル)は、比較的治安が良いです。
ただし、韓国に限らずどこの国でもスキミングや不正利用のリスクはあります。
スキミングとは、クレジットカードの情報を盗み取る手口です。クレジットカードを利用する際は、クレジットカードを他人に渡したり、不審な機械に挿したりしないように注意しましょう。
韓国でクレジットカードを使う際に気をつけた方が良いことはありますか?
クレジットカードを紛失した場合に備えて、カード会社の連絡先は必ずメモしておきましょう。また、カード番号が分からなくならないように、カード両面の画像を撮っておくことも大切です。
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