韓国旅行での人気美容施術といえば、アートメークです。
本記事では、韓国でアートメイク体験をしてきた筆者の体験談を紹介します。
アートメイクの料金や施術内容、経過など詳しく解説するのでぜひ参考にしてください!
アートメークとは、皮膚の表面に色素を入れる施術のことです。
通常のメイクとは違い、洗顔や汗でも落ちないため、すっぴんでもメイクをしたように見せることができます。
タトゥーと似ていますが、タトゥーは皮膚の深層部に色素を入れるのに対し、アートメイクは皮膚の表面に色素を入れるので永続的なものではありません。
持続期間は1〜3年ほどで、肌のターンオーバーとともに自然に薄くなります。
韓国のアートメイクが人気の理由
日本人女性に人気の韓国アートメーク。
人気の理由は主に、『値段』と『技術』の2つです!
価格が日本に比べて安価
日本ではアートメークは医療行為にあたるため、医師もしくは、医師が常駐しているクリニックで、医療従事者の看護師・准看護師しか施術することができません。
そのため、必然的にアートメークができる人の数が少ないため、韓国よりも金額が割高になります。
たとえば、韓国で眉毛のアートメイクは2万円〜4万円でできますが、日本だと10万円以上かかることも珍しくありません。
また、初めてのアートメークは1回では色素が定着しないため、2〜3ヶ月を空けて2回目の施術をします。
日本だとリタッチにも金額がかかりますが、韓国では3ヶ月以内のリタッチは無料で行ってくれるところが多いです。(金額がかかるサロンもあります)
そのように考えると、韓国への航空券代金を考えても、韓国でアートメイクを受ける方が割安な場合が多いのです。
技術力が高い
韓国は美容先進国と言われている通り、アートメイクの技術も世界でトップレベルとされています。
日本のトップアーティストも実は、韓国で技術を習得している人が多いです。
また、先述した通り、日本では医療従事者しかアートメークができないので、技術力があるアーティストの数が韓国と比べるとどうしても少ないのが現実です。
そのため人気アーティストは、値段が高いだけでなく、予約が半年待ちということも。
韓国のアーティストが全員技術力が高い訳ではありませんが、しっかりリサーチすれば、技術力がある方に割安で施術してもらうことが可能です。
今回施術してもらったのは『rany art』
住所 | 신사동 572-2 3층 rany art |
行き方 | 狎鴎亭駅4番出口から徒歩5分 |
診療時間 | <月〜金曜> 10:00〜21:00 <土曜日> 10:00〜18:00 <日曜日>公休 |
rany_art | |
予約方法 | カカオトーク |
『rany art』を選んだ経緯
これまで、韓国でのアートメイクを4回経験しましたが、「めちゃめちゃ良い!」と思えるところは正直ありませんでした。
今までの経験上、日本人に人気のサロンは、慌ただしく流れ作業のところが多いため、今回は日本人への集客をしていない個人サロンに絞ってSNSをリサーチしました。
今回施術していただいたrany artさんは、個人的にとても印象がよかったので、紹介させていただきます!
実際にかかった金額
眉のアートメーク・・・18,000W(2ヶ月以内リタッチ無料)
日本人への集客をしているところの眉アートメイクの金額は、平均すると3〜4万円です。
通訳の金額が含まれるので、現地価格とは別のところがほとんどです。
rany artさんは通訳が含まれない分、日本人でも現地価格で施術してくれます(本当に安い)
予約方法
rany artさんは、カカオトークから予約が可能です。
予約の際は翻訳アプリ(papago)を利用して、韓国語で【名前と希望日時、希望メニュー】を伝えます。
私が予約した2023年10月は、当日すぐに返信があり、希望日で予約を取ることができました。
【体験レポ】アートメイク当日の流れ
当日は、予約時間の13時に伺い全て終わったのが14時20分でした。
それでは当日の流れに沿って施術の様子をレポしていきます!
①.麻酔
所要時間30分
わたしの場合、アートメークが残っていて大幅に形を変えるわけではないため、下書きの前に麻酔をしました。
痛みに弱いことを伝えて、少し長めに時間をおいてもらいました。
②.下書き
所要時間10分
色や形の相談をして下書きをしていきます。
日本語は通じませんが、優しく穏やかな方なので、翻訳アプリでもストレスなくコミュケーションができました。
③.施術
所要時間1時間
一本一本眉毛を丁寧に書いていきます。
丁寧ですが迷いがないので、とても早く安心感がすごい(笑)
麻酔も都度足しながらやってくれるので、懸念していた痛みは問題なし。
すっかり安心しきって爆睡してしまいました。
④.術後の説明・会計
施術が無事終わり、仕上がりを確認します。
問題なかったので、そのまま術後の説明を受けました。
術後の注意点について記載された用紙はなく、口頭での説明でした。
私はアートメークをしたことがあるので問題ないですが、初めての方にとっては分かりにくいかもしれません。
アフターケアのクリームなども渡されなかったので、後でワセリンを購入しました!
お会計は、手書きの眉のアートメークで18,000W。
2ヶ月以内ならリタッチが無料で受けられます。
支払いはカードも利用できますが、手数料が10%かかるので現金で精算しました。
アートメークの経過
当日
私の場合は、前のアートメークが残っていて、かつ濃いめをオーダーしたので、クレヨンしんちゃん感が強いですが、アートメークが初めての方であれば、初日でも違和感なく仕上がるようです。
多少ヒリヒリしますが、痛みはありません。
2日後
色味が少し濃く見える。
ワセリンを塗っているのでテカテカです。
4日後
かさぶたが剥がれ始めるため少し痒みがある。色も少しずつ落ち着き、肌に馴染始めます。
1週間後
かさぶたが全てはがれナチュラルな眉が完成。
ここからは通常通りメイクができます。眉メイクがいらなくなったので、朝が本当に楽になりました!
韓国のアートメイクに関するQA
施術中の痛みはあった?
一本一本針で線を描いていくため、痛みは若干あります。
痛みに弱い人は、麻酔時間を長めにとってもらうと良いですよ!
韓国のアートメークも医療行為?
韓国も日本と同様にアートメイクは医療行為にあたります。
韓国では、1992年に最高裁が保健衛生上の危害の可能性を理由に医療行為に定義しました。
しかし、昨今の時代の変化を受けて、韓国では法律を改変する動きがあるようです。
2023年8月には、無免許で美容目的のアートメイクを行った美容師が無罪判決を受けました。
この判決は、司法がアートメイクを医療行為ではなく美容と規定し、非医療人も可能とする見方をしたことで、各方面で物議を醸しているのだとか。
厳密には、韓国でもアートメークは医療行為にあたりますが、日本のように厳しい取り締まりはないようです。
rany artさんは看護師資格を有しており、事業者の届出もしっかり出しているサロンです。
韓国のアートメークをするとMRIができないって本当?
アートメイクをしている場合、MRI検査を受ける際には、検査前に医療機関に必ずアートメイクをしている旨を申告する必要があります。
アートメイクの色素に金属成分が含まれている場合、MRIの電磁波が金属に反応してしまい、画像の乱れや発熱の原因となる可能性があるからです。
ただし、近年ほとんどのサロンやクリニックで使われている色素は、MRI検査には影響がないものを使用しているので、問題なく検査を受けられることがほとんどです。
rany artさんにも確認しましたが問題ありませんでした
韓国でアートメークをするのは危険?
アートメークは数年肌に残るものなので、韓国に限らず日本でも失敗する可能性はあります。
とくに、韓国にはアートメークサロンがとても多いので、なかには技術や衛生管理が行き届いていないサロンも存在します。
しっかり調べて信頼できるサロンを選ばないと、後で後悔することも。。
口コミや施術画像をチェックすることはもちろん、自分の理想をしっかり伝えることも大切です。
事前に、好みの眉毛のデザインや色味をまとめておきましょう。画像があると、イメージの共有がしやすいのでおすすめです!